今回は夫婦で鬼怒川温泉オートキャンプ場にキャンプに行ってきました。
初キャンプでしたが、見栄えがいいギアたちを買い揃えて突撃!!
結果、キャンプ沼に落ちていくこととなった、ふたりの記録をご覧ください。




だが、我々は新たな人生の楽しみ方を知ってしまったようだ。



鬼怒川温泉オートキャンプ場
今回伺ったのは、栃木県にある鬼怒川温泉オートキャンプ場。
初めてということもあり、車で直接乗り入れられるオートキャンプ場を選択しました。
キャンプ場の構造は以下の通りです。


管理棟の正面に上滝乃湯という温泉があり、10:00から19:00まで利用可能です。
洗面所も含め全体的にとても清潔感がありました。
なお、夜間はゲートなどで封鎖はせず、コーンが入り口に置いてあるだけです。
設営
今回泊まる区画サイトは電源付で、目の前には鬼怒川と絶好のロケーション。
荷物が多いので、直接車が乗り入れられるのは嬉しいですね!




テントサイトのレイアウト
13:30頃に到着して設営開始。
まずはタープを張るところからスタート。
タープはDODのヘーキサタープを購入しました。
ポリコットンで燃えにくい特徴があります。



事前に練習して行きましたが、立てるのに30分くらいかかりました。
そして、設営早々一つ目の失敗。
太陽の位置を現時点でのことしか考えていなかったため、時間の経過と共にぱその背中が燃えていく事態に(笑)


コンセプトは無骨。
アイアン製のギアのブラックを中心に、タン、カーキーの自然色を意識して配置しました。


我ながらオシャレにまとまったと終始ご機嫌で、気がついた時には既にビールが握られていました。
川の流れる音や涼しい風、子どもたちの楽しそうな声などの中で飲むお酒はとても美味しく、自然と笑顔が溢れてきます。


キャンプ飯
この時点で14:30頃。
炭の支度を始めることとしました。
火の準備ができるまでは道中に購入したタコわさと、ぱそ製のきゅうりの浅漬けをつまみながらハイネケンを体内に流し込みます。
本日のメニューは以下の通り
- 焼き枝豆
- 焼き鳥
- 焼きおにぎり



やったね!
とはいえ、料理に関しては私より、ぱその方が上手なので、枝豆の調理をお任せすることに。
ぱそは、アルミホイルを取り出したかと思うと、端を切り落とした枝豆をまとめて包み始めました。
そして火力が安定しているのを確認して枝豆を網の上へ。
私は茹でた枝豆しか食べたことがないため、焼いた枝豆がどんな味がするか楽しみです。


焼けるまで時間がかかるということで、ぱそのiPadでアニメ鑑賞会。
自然の音や、ぱそとの会話を全て楽しめるように、イヤホンは私の骨伝導イヤホンを使用。
右耳はみつお、左耳がぱそが装着することで音を共有しています。





レモンサワーを開封し、某巨人アニメを鑑賞していると、焼けた枝豆がテーブルに登場。
ところどころ黒くなっており、一瞬心配したものの一口食べてみると、この焦げと枝豆の甘みがベストマッチ。
レモンサワーを半分持っていかれる事態に。
うますぎます。
巨人が人を食べるのはこんな感じなのかなとか考えつつ、みつおは次々に枝豆を捕食していくのでした。
徐々に胃が食事モードになっていくのを感じたので、道中買った焼き鳥をじっくり調理開始。
焼くだけの状態で売られているものは本当に便利だなと思いました。
あらかじめ家で作っておいた、ぱそ特製焼き鳥のタレをハケでぬりぬり。
一気に高火力に晒すと焦げてしまうため、網の端の方でゆっくり育てることに。


焼きあがるまでの間、ご飯の準備をします。
無洗米を1合と水をメスティンに入れて固形燃料の上に設置。
炭の火でやりたいところですが、火力がわからないため安定した固形燃料に全て任せることにしました。
15分程度すると火が消えるため、タオルで包んでひっくり返して中で蒸します。
さらに15分程度経過した時点で、待ちきれず蓋をあけることに。
それは、まるで赤子の柔肌のようで純白の粒に2人して大興奮。
早速、私は箸で米をすくい上げ、口の中へ。


所詮は、スーパーで2Kg980円で売られていた無洗米。
たかが知れている、そう思っていたはずなのに。
しばらく笑いが止まりませんでした。
メスティンおそるべし。
全部食べる勢いでしたがぐっとこらえ、焼きおにぎりのためにご飯をラップで包んで形を整えます。
さらに、ここに味噌を塗り、網の上へ。
焼き鳥の脂と香ばしい味噌の焦げの香りに、よだれが止まりません。


両面しっかり焼けたことを確認して、一口。
口の中に炭の香りとカリッとした焦げの食感、みその風味に包まれた柔らかい米。
完璧でした。
キャンプ飯に取りつかれる人が多いはずです。
外で食べるご飯って本当に美味しいんですね。
夕暮れから就寝まで
初めてのランタン
時刻は18:00頃。
一通りご飯を楽しんだ余韻の中、後片付けをしました。
周りを見渡すと、お風呂帰りの家族の姿が。
このキャンプ場には小さいながらも、最初にお伝えしたように温泉施設があります。
温泉の営業時間が19:00までということで、そろそろ温泉に行くことに。
入浴料が大人は1人500円。
なお、券売機のため現金が必要となりますのでご注意を。
内部は比較的広い脱衣所となっています。
洗面所にドライヤーは付いていました。
浴場はシャワーが数カ所に、室内風呂と露天風呂がありました。
ボディーソープとシャンプーが設置してあり、とても助かりました。
露天風呂から鬼怒川の流れる様子を眺めることができます。
自然に身を任せてついつい長居しそうになってしまいましたが、のぼせてしまいそうだったのでさっと出ました。
戻った頃には日が暮れ始めていたため、ランタンをつけることに。
初キャンプということで、明るさについてはよくわかっていなかったため、明るそうなガスランタンを購入しました。
マントルの装着と燃焼に若干もたつきましたが、無事点火。
思ったよりも明るいなと思ったと同時に近くにいると「ゴウゴウ」とガスが燃焼している音がかなり大きく聞こえました。
なお、テーブルランタンはLEDのものを買ったため、スイッチをひねるだけで簡単につけることができました。


夕暮れの鬼怒川を眺めていると、少し気温が下がってきたため、そろそろ初めての焚き火をすることに。
薪は事前に管理棟で購入済み。
その際、管理棟の管理人さんにキャンプ慣れていないということを見抜かれていたようで、事前に色々助言を受けました。
バトリング(薪割り)というものを教わりましたが、残念ながら今回は鉈や斧は持っておらず…
その代わりに、管理人さんに長時間燃える薪と、燃えやすく手頃な薪を選んでもらい購入!
さっそくテントに戻り、薪に火を付けました。
本当ならフェザースティック作りにも挑戦したかったのですが、次回の楽しみにとっておきます。



スタッフが優しいとそれだけでまた行きたくなるよね
焚き火と花火
時刻は20:00頃。
ゆらゆらと揺れる焚き火を見ながら飲むビールは、また違う味がしました。
焚き火にはリラックス効果があるのか、普段の仕事のストレスや煩わしい人間関係から解放されたような気がしました。


ただ火を眺めているだけでも楽しかったのですが、家に眠っていた花火を持ってきていたことを思い出し、ふたりでやることに。
花火なんて普段できないから、少しワクワクしてしまいました。
ふたりして子どもに戻ったようにはしゃいでしまいましたが、花火の半数が火薬がボロボロになってしまっていたためすぐ終わってしまいました。
それでも、大満足で久しぶりに夏休みを体感した気がします。
小さい時は激しく燃える花火が好きでしたが線香花火にほっこりするあたり、いつのまにか大人になってしまったんだなと少し悲しくなりました。


就寝
時刻は20:30頃。
しっかり花火の片付けをした後、そろそろ就寝することに。
消灯時間は22:00と聞いてましたが、初めてのキャンプで疲れてしまい、なだれ込むようにテントの中へ。
テントの位置は砂利の真上となってしまいましたが、マットの上にインフレータブルマットを敷いていたため、地面の砂利は全く気になりませんでした。


今回はAC電源付きの区画だったため、延長コードでテント内に電気を引き入れました。
スマホの充電をしっかり行い、就寝準備は完了。


目を瞑ると聞こえる、虫の声と川の流れの音。
外にいる時は気がつかなかったのですが、意外と川の音がうるさいのです。
テントの位置をもう少し川から離すべきだったと若干後悔。
また、トイレが近いため、人の足音が結構気になり、テントの位置は慎重に考えようと反省をしたのでした。
起床
時刻は5:00頃。
少し肌寒いなか、起床。
布団はぱそに奪われていました。
いつも通りなので気にすることなく、テントの外へ。
キャンプ場の朝の空気は澄んでいて、いつもよりもゆったりした時間が流れているようでした。
椅子に座ってぼんやりしているとぱそも起きてきました。
真夏といっても朝方は冷えており、朝ごはんを食べることに。
カセットコンロにケトルをセットして、お湯を沸かします。
メニューは定番のホットサンド。
家からカセットコンロを持参して正解でした。
さすがに朝から火を起こす気にはなれませんし、周りの様子も気になってしまいます。
具材は、キャベツにチーズ、そしてスパムです。
なお、一番大事な「卵」はお家に忘れました。


ホットサンドメーカーに具材を挟んでじっくり焼きます。
美味しそうな匂いが寝ぼけた頭をゆっくり起こしてくれます。
焼いている間に、コーヒーの準備。
普段はコーヒーメーカーを使っているため、自分で淹れるなんて久しぶりでした。
もこもこと膨れるコーヒー粉に少し可愛らしさを覚えつつも、慣れない手つきでコーヒーを淹れました。
味が濃すぎてお世辞にも美味しいとは言えませんでしたが、楽しければいっかと開き直るみつお。
そうこうしている間にホットサンドが完成したようです。


う、うまい。
スパムにすでに味がついているので味付けが不要なのは嬉しいです。
さすが、ぱそさん。
意外と濃いコーヒーと合う。
あっという間に食べつくしてしまい、気がつくと、時刻は9:00頃
チェックアウトが10:00のため、そろそろ片付けることに。
ここが最後の失敗なのですが、初めての撤収作業だったので、私が積み込むことを考えないままスタートしてしまいました。
無計画の私と違い、ぱそは手順をしっかり考えていたようでちょっと怒られました。






大きいものから積まないと全部入らんやんか!
ぱそ隊長の指揮の下、せかせかと働き、なんとか撤収作業が終了。
ゴミも分別して回収してもらいました。炭や灰の処理をしてもらえるのはありがたいですね。
チェックアウトぎりぎりとなってしまいましたが、無事管理人さんにご挨拶してキャンプ場を後にしました。


初めてのキャンプの感想
しっかり準備していった甲斐もあって、非常に楽しくキャンプができました。
色々反省点もあったけれども、それをひっくるめても初キャンプ大成功でした!
完全にキャンプ沼に入り込んだようで、帰ってきてからというものキャンプ用品を徹底的にチェックしたり、YouTubeでキャンプ動画を見る毎日です。
いつかおしゃれキャンパー夫婦として名を轟かせられるように、次回のキャンプの予定を立てていきます。



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