キャンプの調理グッズといえばメスティン。
お手軽にご飯が炊けて便利ですが、炊き立てご飯の味に拘るのであれば別の調理器具を使ってみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介するKURONOSの羽釜はキャンプ飯をワンランク上に押し上げるキャンパーのための羽釜なのです。
ご飯を炊く調理器具は色々ある
ご飯を炊くための調理器具にはいくつか種類があります。
どれを選んでも正解ですが、それぞれの特徴を捉えておくとご飯を炊く時に違いを感じられますよ。
メスティン
アルミ製のため高い熱伝導率が特徴です。
炊飯にムラができやすいですが、しっかりお米に給水をさせれば、初心者でも簡単に炊飯できます。
メスティンの底に米が焦げ付きやすいため、扱いには注意が必要です。
土鍋
熱伝導率が低く、高い蓄熱性を誇ります。
じわじわ温度が上がることで、お米の甘さや旨みを引き出します。
土鍋は熱が冷めにくいため火を弱めても鍋の中全体で高温をキープしお米に均等に圧力がかかることで、一粒ひと粒にしっかり火が通り炊きムラを抑えられます。
火からおろした後もしばらく保温されることも魅力の一つです。
ただ、ぞんざいに扱うと割れる可能性があり、屋外で使用するにはとても重いという欠点があります。
羽釜
メスティンよりは重いが、土鍋より軽い。
羽の部分が対流を促し、木の蓋が水分を吸収するため、ふっくらとした仕上がりになります。
また、土鍋同様にお米に圧力がかかるため、粒立ちがよく甘みを感じることができます。
独特な形状をしているため、少し運びにくいです。
それぞれの特徴があり、どれを選んでも正解はありません。
ただ、今回使用した黒銅羽釜は私のキャンプ飯への意識を大きく変えてくれました。
普段のキャンプではメスティンを使用していた私ですが、今後は羽釜でご飯を炊くことになりそうです。
KURONOSの黒銅羽釜
■特徴
1合用でソロキャンプに向けてのコンパクトサイズです。
黒銅でスタイリッシュな見た目でなおかつこだわりの性能を持つ羽釜です。
天然木の蓋の重みが適度の圧力をかけ、従来のアルミ製や鉄製と違い、「銅製」は釜全体が加熱します。
熱伝導率
「銅」は0.94[W/m・℃]
「アルミ」は0.53
「鉄」は0.18
ごはんのおいしさは「白さ」「香り」「甘さ」「硬さ」「粘り」などの総合評価できまりますが最大のポイントは「粘り」と云われています。
この「粘り」は米のでんぷん質が98℃以上の高温で加熱されることにより「糊化」し「粘り」となり「消化されやすく」「栄養価の高い」αでんぷんという物質に変化する為です。
銅製釜は釜全体加熱により、98℃以上の高温が保てますので、お米の芯までふっくらおいしく炊き上がります。
美味しい「おこげ」も欠かせません。
※水の量の配分は、基本は米1;水1になりますが、お好みでご調整ください。
蒸気が噴き出すまでお待ちいただき、噴き出したら5分ほど維持し、火を止めてさらに5分ほど蒸らします。
この時間もお好みでご調整ください。
使ってみた
キャンプ場にて。
テーブルに乗せただけでも、とてもおしゃれ。
存在感抜群で、炊き上げたご飯への期待も高まります。
固形燃料での炊飯も可能と記載があったため、白米に給水させた後、炊飯。
固形燃料が燃え切った時点で炊飯完了とのこと。
だれでも簡単に美味しいご飯を炊けるのは嬉しいですね。
銅は熱伝導率が高く、あっという間に高温になります。
97℃以上をキープすることでお米の甘みと旨みを最大限引き出していきます。
羽釜内の無駄な水分は木蓋が吸い取ってくれるため、艶があり、べちゃつきません。
今回はKURONOSの黒七輪でステーキ肉を焼き上げ、ステーキ丼に。
ステーキの下から現れる白米。
これまでのキャンプで食べてきたご飯よりも確実に美味しい!
均一に熱が伝わったこと、木蓋により余計な水分が羽釜内から取り除かれたことで、上品な艶と粘り気、甘みを実現しています。
普段なら、1合をあっという間に食べてしまいますが、咀嚼回数が増えたことが原因でしょうか。
味わい深く、ゆっくりと食べることができ満足感がいつもの倍はありました。
そして、中がテフロン加工されているため、洗いやすい!
凹凸もないため、ご飯がこびりつきにくいです。
まとめ
今回ご紹介したKURONOSの黒銅羽釜はキャンプ飯をワンランク上に押し上げてくれます。
見た目良し、性能良し。
自分だけのこだわりを一点に集中させることで、キャンプはもっと楽しくなります。
誰のためではない、自分自身のゆとりのあるキャンプのために。
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