焚き火で暖をとるのもキャンプの醍醐味の一つ。
でも、焚き火だけでは冬のキャンプは耐えられません。
そこでサイトを暖かくするため、ストーブを使ってみてはいかがでしょうか。
屋内限定使用となりますが、他のストーブと同等以上の性能を持ちながらその価格は半額。
今後、ますます需要が増え、入手困難になること間違いなしのPASECOを紹介していきます。
PASECO(パセコ)の特徴
スペック紹介
概要
項目 | 概要 |
---|---|
出力 | 3.0 kW/h |
点火方法 | 手動(チャッカマン) |
タンク容量 | 5.3ℓ |
燃料消費量 | 0.295ℓ/h |
燃焼時間 | 約18時間 |
製品サイズ | Φ325×441(mm) |
重さ | 5.2 kg |
耐震規格 | 屋外使用専用 |
日本国内ではJHIA認証されておらず、屋内での使用を認められていません。
これは他のストーブとは大きく異なる点です。
給油口は2cmあり、通常のホースなら問題なく使用できます。
すぐ左側に燃料計があるため、安心して給油ができます。
天板は広く水平のため、やかんやフライパンを置くことができます。
対流型で、熱が上に向かっており、お湯を沸かせたり簡単な調理も可能です。
ただし、カセットコンロほどの火力はないため、ご注意ください。
価格
そして一番の特徴がコスパがいいこと!
他のメーカーのストーブは高価でなかなか手が出しにくいですが、このパセコは1万円台で買えちゃうんです。
モデルチェンジ
そんなパセコですが2022年8月にモデルチェンジしました。。
具体的にはよりコンパクトになり、排熱性能が向上したとのこと。
点火手順について
点火手順はハンドルを回して芯を上げ、チャッカマンで芯に火を移します。
簡単ですが「上手く着火できなかった、不良品だ」という口コミがありました。
これは給油後すぐに(芯に灯油が染み込んでいない状態)で点火したことが原因と思われます。
また、揺れ防止のために発泡スチロールが燃焼筒の上下についています。
これをつけたまま点火し、事故になりかけたなどの事例があるそうです。
ただし、この発泡スチロール。
移動の際に燃焼筒を固定する役割があるので、捨てるのはお勧めしません。
車載すると、振動でで揺れガチャガチャとかなりうるさいです。
- 給油後30分以上経過してから点火しましょう。
芯に十分に灯油がしみていないと、白煙などが発生する原因になります。 - 燃焼筒の上下の発泡スチロールは必ず外しましょう。
捨てるのではなく、保管しましょう。
使用感
先日、キャンプは夜から朝にかけて氷点下を記録していました。
テントは凍っており、防寒対策は必須でした。
焚き火もしていましたが、背中が寒かったためPASECOを使用。
火力は◎
屋外での使用でしたが、かなり熱を感じました。
小さい見た目なのに思ったよりも力強い!
対流型のため熱が上に逃げ、やかんでお湯を沸かすこともできました。
冬キャンプは常にお湯が手元にあると助かります。
点火は上記の通り芯を持ち上げてから、チャッカマンなどで点火します。
慣れれば簡単ですが、最初はどこに火を当てれば良いのか分からず少し手間取りました。
芯を下げることで火力を調整できるとのことですが、下げすぎると消えてしまうため、あまり細かく調整はできません。
使ってみて本当に助かったのは朝。
焚き火を起こすのに時間がかかります。
そんな中でPASECOがあれば、一瞬で点火でき、すぐにサイトやテント内を温めてくれます。
なお、強い揺れや衝撃を感知すると、自動で芯が落ちる使用になっています。
夜に一度、移動させた際に強い衝撃を与えてしまい、強制消化してしまいました。
強制消化スイッチが落ちたあとは、しばらく芯が上がらなくなってしまい、壊れたと勘違いしてしまいました。
中の引っ掛かりを弄ると上げられるようになりましたが、復旧にはかなり手間取りました。
良い点
悪い点
併せて買いたいキャンプギア
ストーブファン
ストーブから発せられる熱は、ストーブを中心に下から上へ登っていきます。
この熱を生かして調理やお湯を沸かしたりできますが、本来は暖房器具。
その熱を余すことなく循環させるために、ストーブファンというものが存在しています。
これは熱を動力に動く扇風機。
ストーブの熱を前へ押し出し空気を循環させます。
遠くまで熱が届くため、ブランケットが燃えたなどの予期せぬ事故を防ぐことにも繋がります。
これが、あるのとないのでは体感温度が全然違うため、防寒対策として購入をお勧めします。
PASECOの収納ケース
PASECO専用の収納ケースは販売されています。
ですが、キツすぎて入らなかったといった口コミがちらほら。
当初は収納ケースを買わずにキャンプに持って行ってました。
ですが剥き出しのまま車で持ち運ぶと、「カシャカシャ」という音がとても気になります。
OregonianCamperのトラッシュボックスの代用有名ですが、迷彩柄がしっくり来ず、購入を保留していました。
そして見つけたのがVASTLANDのトラッシュボックス。
スタイリッシュで柄のない黒色に心を射抜かれました。
現地ではゴミ箱としても使えるので、とても便利。
非常におすすめのPASECOケースです。
他の灯油ストーブ
ここまでPASECOの使用感をお伝えして来ましたが、他にも有名なストーブは数多く存在しています。
比較図
パセコ | アルパカ | レインボー | フジカハイペット | |
---|---|---|---|---|
火力 | 3.0 kW/h | 3.0 kW/h | 2.5kW/h~1.25kW/h | 2.5kW/h |
点火方法 | 手動 | 手動 | 自動 | 手動 |
容量 | 5.3ℓ | 3.7L | 4.9L | 4.1L |
燃焼時間 | 約18時間 | 約10時間 | 約20時間 | 約12時間 |
サイズ | 幅325mm 奥行325mm | 高さ441mm高さ405mm 幅350mm 奥行350mm | 高さ474.5mm 幅388mm 奥行388mm | 高さ432mm 幅310mm 奥行310mm |
重さ | 5.2 kg | 6.6kg | 6.2kg | 5.5kg |
耐震規格 | 屋内不可 | 屋内可 | 屋内可 | 屋内可 |
価格 | 18,999円 | 34,100円 | 29,920円 | 27,500円 (反射板なし) |
購入する | 購入する | 購入する | 購入する |
アルパカ
PASECOと同じく韓国で製造されています。
特徴はコンパクトでPASECOと同等の高火力。
給油の容量はPASECOの方が1L以上多く入ります。
さらに耐震自動消化装置も付いており、日本規格認証品のため屋内でも使用可能です。
その分高価ですが、屋内でも使用したい方はこちらもおすすめです。
レインボー
トヨトミの発売している対流型ストーブ。
燃焼している様子が虹に見えることからレインボーと名付けられています。
多くの色や形があり、お気に入りの一つを見つけるのも楽しそうです。
人気なのは傘がついたランタンタイプ。
火力は少しアルパカやPASECOに劣ります。
価格は3万円〜と高価格になっています。
フジカハイペット
火力はレインボーと同等ですが、以下の点が大きな特徴です。
・燃焼音が小さい
・灯油ストーブ独特の匂いがほとんどしない
価格も3万以下で、消音性と消臭性から大人気!
現在の納期は20ヶ月待ちとのこと。
PASECOは使える?
以上、他のストーブを紹介して来ました。
結果として、これらの要望をお持ちの方にPASECOはダントツでおすすめです。
★商品はこちらから
まとめ
以上PASECOを紹介して来ました。
屋内限定使用となりますが、他のストーブと同等以上の性能を持ちながらその価格は半額。
今後、ますます需要が増え入手困難になること間違いなしです。
入荷しているのを見かけたら迷わず購入することをお勧めします。
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