キャンプといえば群馬県。
特にファミリーキャンプ向けのキャンプ場が充実しているのです。
今回はその中でも知る人ぞ知る格安キャンプ場を紹介いたします。
おおさる山乃家
群馬県内でもほとんど知られていないキャンプ場ですが、正式名称は林間研修施設おおさる山乃家。
市営の研修施設で、青少年の健全育成のために建てられた施設なんです。
キャンプ場の特徴
赤城山の大自然を遊ぶ 川・滝・動植物
赤城山の中腹に位置するおおさる山乃家は、大自然に囲まれ、不動大滝をはじめとする滝や、赤城山頂へのトレッキングの拠点となっており、水遊びしたり、水芭蕉やカタクリをはじめとした貴重な動植物を観察することができます
林間研修施設おおさる山乃家
。また、様々な活動ができるように、テントサイトやあずまや、炊事場を整備。野外炊事や自然体験プログラム等の相談、指導を行っています。
群馬県前橋市粕川町中之沢492-1
Tel.027-285-6151
チェックイン15時
チェックアウト10時
公園なので川遊びはいつでもOK。
料金
そしてここが他のキャンプ場とは大きく違うのですが、料金がめっちゃ安い。
テントサイトは410円と大人は160円の加算で570円で泊まれちゃうんです。
こんなに安くて営業できるのか心配なのですが、受付の市の職員さん?に聞いたら条例で決まっているからこの金額でやっているとのこと。
湧水
鳥居の下には湧水があり、地元の人たちがひっきりなしに来ては水を汲んで行っていました。
めっちゃうまい。
敷地内には川があり、下流部は下がコンクリートで舗装されており小さな子でも安全に遊べるように配慮されていました。
少し上に上がると、今度は人工的に滝が3箇所設けられており、大人数の子どもたちで遊ぶことが可能!
豊かな自然の中、思いっきり遊べる機会は少ないですから、とてもいいですね。
なお、川遊びだけであれば料金はかからないとのこと。
市営ってすばらしいですね。
テントサイト
テントサイトは主に3種類。
リバーサイドテントサイト
広さはそれほど広くありませんが、川の近くのサイト。
オートキャンプ場ではないので、車は駐車場に停める必要がありますが、荷物の搬入のためすぐ隣の道に一時的に寄せることが可能。
ヒルサイドテントサイト
受付のある施設の目の前のサイト。
一見わかりずらい位置にありますが、自然をしっかり感じることができます。
南あずまやテントサイト
1箇所離れた位置になりますが、グループキャンプ向きのサイトがあります。
とても広く、奥まった位置にあるため、プライベート感がとてもあります。
おおさる山乃家本館
テントサイトの紹介をしましたが本館でも宿泊可能です。
和室が4部屋あり、民宿みたいに使用することもできます。
シャワーも使用できるとのことで、本館休憩料金140円を支払えばテントサイト利用の方も使用できます。
炊事場及びトイレ
炊事場は簡易的ですが、しっかり手入れがされています。
男女トイレは人感センサーで電気が自動でつきます。
天井が高く解放感もあり、定期的に掃除しているためとても綺麗です。
バリアフリートイレも常備しています。
注意事項
ゴミ捨て場はなく、持ち帰りとなります。
灰については100円で引き取ってくれます。
圏外
山奥なので基本的に圏外です。
ただし、本館付近はドコモだけ通信可能とのこと。
なぜ、ドコモだけなのでしょうか。
周辺の観光施設(前橋市)
千本桜
この施設を知るきっかけとなったPIG-OUTが開催された公園。
このイベントの主催者の方が、キャンプ場を運用しているようです。
春になると桜が満開となり、出店も出て大賑わい。
日本桜の名所100選にも選ばれています。
とんとん広場
群馬県では養豚が盛んで、生産量は全国第4位!
このとんとん広場はレストランとショップが併設しており、豚肉の魅力を知ることができます。
有名なのは豚肉のトロステーキ(数量限定)
レストランは11時からオープンですが、11:30には売り切れるほど大人気!
豚肉特有の臭みがなく、油の甘みが最大限に生かされています。
テレビでも度々取り上げられているため、遠方の地にもかかわらず、土日は人で溢れていますね。
赤城山山頂(大沼・小沼・覚満淵)
赤城山といえば、大沼。
湖の中心には赤城神社があり、夏場はとても涼しいです。
ワカサギが多く生息しており、冬になると湖が凍るため、氷上のワカサギ釣りが楽しめますよ。
トレッキングなども流行っており、人の手がつけられていない自然を散策することができます。
道の駅
現在、赤城山の麓に建設中の道の駅(2022年12月完成予定)
生鮮食品や加工食品が購入可能な大規模道の駅が現在建設中です。
なんでも、キャンプ場も併設するとか。
完成が楽しみです。
実際に行ってみた
意外かもしれませんが、前橋市は豚肉が有名とのこと。
群馬県民なのに知らず、申し訳ございません。
キャンプ場の近くにあるとんとん広場内では「HUTTEHAYASHI」という上質な豚肉や加工食品を扱うショップが併設しています。
いずれの商品も非常に美味で、テレビでも度々取り上げられています。
特にポークジャーキーが絶品なんです。
めっちゃ上品なワインの風味と豚肉の甘みがたまりません。
目当てのトンテキは売り切れでしたが、代わりに味噌漬けを購入。
他にもパンツェッタも購入して準備万端。
キャンプ場に着いたら本館の受付へ。
事前に利用申請書の提出が必要なのでご注意ください。
料金を支払い、いざテントサイトへ。
実は今回は人生初のソロキャンプ。
ぱそさんはお留守番です。
タープを一人で立てられるか心配でしたが、意外と平気でした。
時間は16時。
普段なら、ぱそさんと話をしたりスマホをぽちぽちしたりしていますが、圏外ゆえやることがない。
人の気配のない、自然の中。
普段がどれだけ慌ただしく過ごしているのか実感します。
圏外キャンプも悪くないですね。
小説を読んだり、ダウンロードしてきた映画を見たり、圏外でもできることはたくさんあります。
今日は焚き火。
調理用の炭と大量の薪を準備し、準備万端。
パンチェッタをつまみながら火をおこします。
普段ならバーナーで一発ですが、しっかりフェザースティックから時間をかけて起こしました。
愛用しているバトニングナイフ、ファイヤースターターがセットになっているので、めっちゃお勧めです。
火が安定したところで取り出したるは巨大ソーセージ:ブルターニュ。
ワンパクなもんで、一人で一本食べちゃいます。
ジューシーな肉汁とガーリックの風味がビールと相性抜群。
ソロキャンプ最高ですね。
宿泊客は一人だけのようで、聞こえるのは自然の音だけ。
本当にこのキャンプ場の良さをみなさんに知ってほしい。
上を見上げると、満点の星空。
街灯も無いので、とても綺麗に星空が見えるんです。
朝は6時に起床。
優雅にコーヒータイムを挟んでから朝食。
コストコのベーグルが主役です。
具材は目玉焼きとハーブリオナ。
爽やかな香味野菜の香りが楽しめます。
これをお気に入りのフライパンディッシュで焼き上げます。
好きなもので好きなものを好きなだけ焼く。
最高の朝食でした。
その後はゆっくりと片付け、チェックアウト。
9時くらいになると、地元の方が湧水の汲みにきており、愛されている施設なんだなと感じました。
良かった点・悪かった点
まとめ
キャンプブームの中、周りの利用者に気をつかうことが多い中、このキャンプ場ならゆっくりとした時間を体験することができます。
ぜひ、一度訪れてみてください。
緩やかな時間の流れがとてもクセになりますよ。
コメント
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