雨でもキャンプは楽しめる!下準備と設営のコツを紹介します。

キャンプを予約したけど、天気が雨予報。
楽しめないならキャンセルしようかなと考えているそこのあなた!

諦めるにはまだ早いです。
あまりの豪雨であれば、撤収も視野に入れるべきですが、小雨程度であればキャンプは楽しめます。
下準備や正しい知識を身につけることで、雨でもキャンプは快適で楽しいものとなります。

目次

雨キャンプはポリエステル製のテントやタープがおすすめ

雨で一番嫌なことが濡れること。
お気に入りのギアも濡れてしまっては、キャンプも楽しさが半減してしまいます。
なので、自分の体と大切なギアを守るため準備が必要です。

テントやタープはポリエステル製を使おう。
最近は火に強いコットン製のテントやタープが流行っています。
焚き火との相性は抜群ですが、耐水性に少し不安があります。

雨キャンプでおすすめなのが、ポリエステル製のタープやフライシートです。

スクロールできます
ポリエステルコットン
撥水性
難燃性
軽さ

火の粉で穴が空きやすいですが、耐水性はピカイチです。
一方コットンやT/Cなどの素材は、重い代わりに燃えにくいという特徴があります。

設営場所に気をつけよう

「大雨キャンプ」画像撮影者:みつお

1水捌けの良い砂利がおすすめ
2木は自然の傘
3傾斜に気をつけよう

雨のキャンプで重要なのがサイトのコンディション。
森林サイトなのか湖畔サイトなのかロケーションによってコンディションは大きく変わります。

硬い地面だと水捌けが悪く水溜りが出来やすいです。
一方、砂利のサイトであれば水捌けが良く多少の雨では水溜りが出来ません。
これは1日を快適に過ごす上でとても大切なことです。

木は天然の傘です。
雨を遮ってくれるため、木の下にタープを張るだけでかなり雨を防ぐことができます。
一方で葉の先は雨が滴るため、可能であれば幹の近くに寄せて設営することをお勧めします。

落雷の危険性がある場合、大きな木の下は危険です。
キャンプを中止することをお勧めします。

傾斜や芝が禿げている場所には注意しよう。
一見水平な地面でも、意外と傾斜になっていることもしばしば。
水は高い場所から低いところに流れます。

「草が禿げている場所には水が溜まりやすい」画像撮影者:みつお

せっかく設営したのに、場所が悪く雨が溜まってしまうのは初心者あるあるです。
普段から水溜りになりやすい場所は、机や椅子などが設置しやすい場所です。
草が禿げていたり地面が踏み固められたりしているので、少し位置を変えて設営してみましょう。

雨の時の設営のコツは濡れない場所を作るところから

タープを張って作業スペースを確保しよう。
まずはタープを張って雨に濡れない場所を確保してから作業しましょう。
この時、タープの1箇所を下げて雨が抜けていく動線を確保すると、タープ下が水溜りになるリスクを減らすことができます。

ソロキャンプなら前室付きのテントもお勧め!
テントとタープが一体になっているタイプのテントも数多く販売しています。
活動スペースをコンパクトにすることで、雨から守る範囲を狭くすることができます。

テントとフライシートは直接触れないように空間を確保しよう。
テントには専用のフライシートが販売されていることが多いです。
テントに被せるだけで簡単に設営できますが、注意点があります。

「完全防備」画像撮影者:みつお

テントとフライシートがくっついていると湿気が貫通してテントが簡単に濡れてしまいます。
私たちが最初の雨キャンプで失敗したのが、テントとフライシートのペグダウンの位置が近すぎてテントの床部分が浸水してしまったこと。
せっかく雨を弾いたのに流れた水滴がテントを下から濡らしてしまいました。

「カマザシキM」画像撮影者:みつお

そして、流行りのお座敷スタイルを採用するときは、グランドシートは跳ね上げがあるものを採用しましょう。
雨が直接当たらなくても靴についた泥や水滴が跳ねます。
跳ね上げのないグランドシートだと縁が汚れてしまいがちですが、立ち上がっているとグランドシートの上が汚れにくくなります。

雨キャンプのキャンプ飯

「キャンプで食べる秋刀魚は最高でした」画像撮影者:ぱそ

雨キャンプでは、火の扱いがとても難しいです。
ポリエステルは火に弱く燃えやすいので、ポリエステル製のタープやテントの近くでの焚き火は避けましょう。

雨なのでタープの下で焚き火したら、穴が空いてしまった。
せっかくお気に入りのキャンプギアに傷がついてしまっては悲しいですよね。

雨キャンプのキャンプ飯でお勧めなのは電気を使った料理。
電源付きサイトやポータブル電源を使って料理しましょう。

雨や風で火力が左右されず、安定して調理ができます。
またはカセットコンロ。
タフ丸などのアウトドア用のカセットコンロなら風にも強く、とても扱いやすいです。

ただ、車中泊などでは火が扱えないため、ポタ電の方が私は使いやすいと感じています。

雨キャンプの楽しみ方

雨キャンプはいつもと違った楽しみ方がありますよ。
濡れた葉から落ちる水滴や、ひんやりとした空気は住宅街とはまた違った自然を感じさせてくれます。

コーヒーを飲みながら読書することも楽しみ方の一つです。
外で遊ぶのもキャンプの楽しみのひとつですが、のんびりと時間を楽しむキャンプもまた違った楽しみ方があります。

いつも忙しない生活を送っている方も多いと思います。
「何もしない」ただ、ぼーっと外を眺めているだけで心が癒されますよ。

大雨なら車中泊や撤収も検討しよう

「車中泊のためテントはありません」画像撮影者:みつお

とはいえ、あまりにも大雨や強風になってきたら楽しむどころの話ではありません。
撤収や車中泊、コテージなどの宿泊施設への移動も検討しましょう。

体調を崩すこともあるため、たかが雨と軽視できません。
天気予報などを参考にして、撤収や車中泊などの判断を早めに行いましょう。
特に山や川では、天気が急激に変わることがあります。

命を守るために、警戒度を高めて対応することが重要です。
雨のキャンプを楽しむためには、下準備と正しい知識が欠かせません。
テントや車内で熱を扱える準備として、ポータブル電源などを用意することをおすすめします。

まとめ

キャンプを予約したけど、天気が雨予報。
あまりの豪雨であれば、撤収も視野に入れるべきですが、小雨程度であればキャンプは楽しめます。
下準備や正しい知識を身につけることで、雨でもキャンプは快適で楽しいものになりますよ!

みつお
楽しい雨キャンプを!
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この記事を書いた人

夫のみつおとふたりぐらし。留学のため、退社したもののコロナ禍で留学が延期に…。現在、全国通訳案内士取得を目指し、勉強しつつ専業主婦を満喫中。旅行と美容とパンダが好き。

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